純正状態のアテーサ4WD制御はサーキットやワインディングでのスポーツ走行時にドライバーの意図に反した駆動制御をする場合や応答時間の遅れにより、予測できない挙動になるケースが多く発生します。当コントローラーはコントローラーはドライバーの好みに合わせてATESSA 4WDシステムの前後トルク配分を所定のレベルに調整することができ、スポーツドライビングにおける車両のハンドリングやコントロール性を格段に向上させます。

スカイラインGTRとGTS-4に搭載されているアテーサ4WDシステムは走行状況に応じて前輪と後輪のトルクを配分し走行姿勢の安定化や旋回性能に影響を与えています。
前輪と後輪に掛かるトルクの比率は、コンピューターと通信している多数のセンサーによって決定されます。各センサーの信号をもとにコンピュータは予め設定されたプログラムの中から、最適であると考えられる「一般的」な制御をおこないますが、スポーツドライビングの領域ではドライバーの意図に反する制御を行ってしまう場合があります。
また、センサーの情報をもとにコンピューターで制御を行いますが、基本設計の古さゆえその過程で時差が生まれ応答性が悪化して予測不可能な挙動を引き起こす原因となります。

オーバーステアやアンダーステアに対するステアリング特性のセッティングやトラクション性を調整するためにドライバーの求めるトルク配分となるように、当コントローラーは純正コンピューターが演算する制御に関係なく、0/100RWD(FR)モード¹から50/50スプリット、ドライバーの望むトルク配分へ０～１０段階でカスタマイズを可能にします。

スポーツ走行に対応するためにサスペンションやデファレンシャル、その他にも様々なパーツを変更されている車両では純正の設計上の車両特性とは異なるため、制御プログラムと車両特性のズレが生じていることが予想されます。特にスポーツ走行時の極限の状況下では些細なズレが大きな影響を与えるため、コントローラーの必要性はより高いものであると考えられます。

車両の指定配線とコントローラーの配線を接続することで装着ができ、専用のセッティングツール/ソフトなどは必要ありません。

・前後トルク配分の調整
・ハンドリング/トラクション性の向上
・０～１０段階の調整幅
・ステアリング特性のセッティングにも有効
・応答性の改善
・直感的な操作方法
・取扱いマニュアル付属

適合車種：
【NISSAN】ATTESA E-TSシステム搭載車
  R32 (GT-R/GTS-4)
  R33型 (GT-R/GTS-4)
  R34型 (GT-R/GT-FOUR/GT-X FOUR)

＜注意事項＞
¹：RWD(FR)モードは車両構造上、R32モデルのみ使用可能です。
※装着には配線作業が必要となります。
※車両のアテーサシステムに故障が発生している場合、当コントローラーは動作いたしません。
※お客様ご自身での作業に自信のない方はプロショップに交換作業をご依頼いただく事をお勧めいたします。